何時もコアな情報を教えてくれるこの方もギターマニアなAさん(最近ではモーリスの古いカタログからF-40、50があるよとおしえてくれたり、etc)から入手したエピフォンカジノが2・3弦の5フレット辺りで弾いていてビビりがあるので診て欲しいとのご依頼です。
エピフォンカジノのゲイリークラークJrシグネチャーモデルだそうでビグスビー搭載のモデルもあってこちらはブランコテールピース仕様のタイプです。
シースルーブルーのサンバーストが鮮やかでクールな印象のカジノで、フルアコ構造なので軽く良い感じです。
セミアコを持っていないので欲しくなりました。
弦を張った状態でビビりのある個所を確認してそのフレットにマジックでわかるように印を書いておきます。
スケール(ものさし)をフレットに当てると6フレットが5フレットよりほんの少し高くなっています。(事前にネックに反りが無い事を確認しておきます)
6フレットの頂点をやすりで少し削って高さを合わせるために指板を養生しておきます。
6フレットを削ると次の7フレット以降も調整しないといけない場合があります。
(今回は6フレットの2,3弦が当たる箇所と7フレットを少し削りました)
フレット全体の高さを確認して削った箇所のフレットの断面を専用のやすりで整えてピカールでフレット全体を磨き上げて、弦を張り替えて元のビビりが無くなっているか確認出来ました。
ついでにボディ全体と金属部分も磨き上げて、作業完了です。
カジノもいいんですけどハイフレット弾く時、カッタウェイが17フレット辺りからなので20フレット以降を押さえるのがつっかえるので335だったらもう少しカッタウェイが深いと思うので買うんだったらそっちかなぁ~。でもカジノはほんと軽いのでいいですね。
先日は、レコーディングキングも購入してもらったり、とてもギターの知識が豊富なのでご来店していただいた際は何時もギター談義に花が咲いて、アコギからエレキまでオールマイティなギターマニアのAさんです。またコアな情報があったら教えてくださいね。
またのご依頼お待ちしております。
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