またまたモーリスでこちらは寺田製のF-20です。
前回のF-18と仕様の違いがいくつかあります。
ヘッド・ネックにバインディングが巻かれている、ポジションマークのドットの径が6ミリでF-18より1ミリ大きくなっている、ヘッドにトラスロッドカバーが無くてサウンドホール側から調整するタイプになっている等でしょうか指板も黒くて多少高級感があります。
入手した時からほとんど使用感がない奇麗な状態でした。殆ど弾かれずに押し入れにでもしまわれていたのでしょうか?ボディも余り焼けていないデッドストックのような状態です。
ボディを磨いて、金属部分も磨いてサドルを牛骨化してネック調整して弦を張り替えると
F-18より少し高音よりのシャリーンとした張りのある鳴りがします(F-18はこれよりしっとりした小慣れた鳴りです)
ネックの断面はVネック気味でしっくりきて握りやすい形です。
弦高も低くとても弾きやすくてSさんの娘さんにお奨め出来るように仕上げました。
ラベルを見ると前回と同じ山田さんのサインがしてあります。(いつも奇麗なサインです)
ネットの何方かの記事でモーリスの製造元は検品者の名前で見分けがつくとありました。
①飯田楽器製の検品者:杉山氏、長尾氏、玉越氏、唐沢氏の4人
②寺田楽器製の検品者:山田氏、佐々木氏、山崎氏、岩井氏の4人だそうです。
私のモーリスは山田氏率が高いみたいです⁉
この時代のペグのつまみの四角いタイプが好きではなくて古いタイプの丸いつまみが好みなのですが奇麗なのでそのままにしておきますが、出来れば国産のグローバータイプのオープンペグに交換したいところです。(見た目がマーティンぽくなっていい感じになります)
こちらのF-20は前回のF-18と違ってボディ内に年式の記載がありません。
前回、ギターマニアのAさん情報で古いカタログにF-40とF-50があるよ!ということで調べてみたのですが、全然ヒットしなくて見たことないのでまた都市伝説になりそうです。
あのカタログのF-40、50は値段からしてひょっとしてトップ単板のFシリーズ⁉これは探し甲斐のあるものですね!
こちらのモーリスF-20は、
販売価格:20000円(税込み)弾きやすくて初心者さんにお奨めです!
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