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NO.131  ヤマキDELUXE W115

  • guitarportkobecom
  • 2020年10月4日
  • 読了時間: 2分

更新日:2020年10月7日

モーリスFC-13に続いて4本のクリーニングメンテナンスのご依頼を頂きました。

型番不明ですが、70年代初期のヤマキDELUXEです。

ボディ内部のラベルの写真を撮り忘れましたが型番らしき表記がなくよくわかりませんが、0フレット、ブラスナット、アジャスタブルサドル等の仕様から69~70年辺りのヤマキの中でも初期のモデルだと思われます。

この仕様のヤマキは初めて触りますが、ヤマキと言えばトラスロッドの調整をサウンドホール側に最初にしたことが有名なのでヘッドカバーがあるこのような仕様はかなりの初期モデルだと思われ、このヤマキを見るとネックの仕込み角度の関係で弦高が5ミリ位あってアジャスタブルブリッジなので低くできるかなと思っていましたが現状で一番下げた状態でネックを調整してもほとんど弦高を下げることが出来ませんでした。

私の知っているやや後期型のヤマキは大体ネックの仕込み角度が良くて弦高を低く出来ていたので、70年代までは、時代背景もあったのでしょうが、製造技術も過渡期で模索しながら作られていたのではないかと推測しています。

何となく古いヤマキには手を出していませんでしたがなんとなくそんな感じがしておりました。

後期型のヤマキは弦高が下がる原因のトップ落ち(ネックのサウンドホール側がへこむのを防止させるネックブロック根元に三角の梁の補強を入れたりそこらあたりの改善がされていたりします)の改善等工夫がされていたりしますね。

いつものようにボディ内部からボディ全体、ペグ、フレットを磨き上げて、ナットがブラスで磨くと奇麗な銅色に輝いてかっこよいです。

使っているボディ材も中々良い感じなのですが、いかんせん弦高が高いのが悔やまれます。

(初期型のヤマキには注意しましょう…)あとで高くつきますよ…⁉

ハイフレットは少々弾きずらいですが、ローフレット中心なら充分使えると思います。

このヤマキの他に3本、知り合いの方から頂いた鈴木、ヤマハの何故か⁉レフティー仕様と頂いたお礼にキャッツアイCEー450を奇麗にしてお返しするとの事でクリーニングメンテナンスのご依頼を頂きました。

後日紹介していきますね!




 
 
 

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