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NO.125 ヤマキ F-125

  • guitarportkobecom
  • 2020年9月24日
  • 読了時間: 3分

以前お立ち寄り頂いた際にオーナー様より、このヤマキとスズキGH-250のメンテナンスをお願いしたいとの事を伺っておりました。

スズキGH-250は見た感じ状態が良さげだったのでやや状態の悪いこちらのヤマキをメンテナンスすることになりました。

このヤマキは最近、某オークションサイトで入手したとの事でナットが外れていたりブリッジピンが無く弦も張られていない状態でした。

致命的ではありませんが裏板下部に約10センチ程の塗装の割れがありました。

何時ものようにボディ内部から全体を磨き上げて、ペグ、フレットも磨き上げ輝きを取り戻しましたが裏板の傷が目立ってしまい何とか目立たないようにタッチアップと研磨、磨き上げで傷が目立たないようになりました。

この時代のヤマキはサイドバックが白濁している個体をよく見ますがこのヤマキは白濁も無く奇麗な柾目のローズウッドです。

外れていたナットを取付けて弦を張り音出ししますとヤマキらしい低音がズンズンと響いて、合板ボディとは思えない迫力のある鳴りを響かせました。

(確かワンランク上のF-135からトップ単板になっているみたいで、単板のヤマキも気になるところです)

今回メンテナンスさせていただきましたヤマキとスズキもどちらもドレッドタイプのギターをお持ちで、他にもフォークサイズのアコギも欲しいとの事で当店にあるモーリスのFシリーズを何本も弾き比べて気に入って頂いた寺田楽器製のF-15もご購入頂きました。

モーリスのFシリーズは、F15からはサイドバックがローズウッドでどちらかというと芯があって深みのある音、マホガニー系は温かみがあって心地よい優しめな音と使用する材によってそれぞれの特徴があって、どちらが良い悪いではなくて自分の好みのギターを選ぶ事が大切であったり、自分に合ったギターに出会える事が出来たら値段とかではなくてその人にとっての良いギターなんだと思うのであります。


オーナー様にお渡しし、某オークションで入手されてから初めて聴いたこのヤマキの迫力ある鳴りに喜んで頂けました。(良いヤマキをゲット出来てラッキーですね!)

オーナーのOさんは加古川でクローバーキッチンという人気店のレストランでシェフをされていまして、私と同年代でとても優しいお人柄でホームページを拝見しますと人気の石焼オムライスがおススメとのことで加古川に行った際には是非食べに行きたいお店が出来ました。

アットホームなお店にお気に入りのギターを飾る予定もあるそうです。

ギター好きで人柄の良いシェフのオーナー様とヤマキに出会えた事に感謝致します。

ギターのご購入とメンテナンスのご依頼ありがとうございました。

またのご来店をお待ちしております。(せーの!いいネ〜!)


 
 
 

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