NO.112ギブソンJ-45DELUXEに続いてM様よりマーティンD-35のピップガード張替えのご依頼を頂きました。
シリアルナンバーを調べると78年製のÐ-35です。
ピックガードの下側がめくれ上がって剥がれています。
ドライヤーでピックガードを温めてから温めたへらを使い慎重に剥がしていきます。
無事に奇麗にピックガードが剥がれました。
ピックガードの接着面は塗装されておらず表面の凹凸と塗装面の境目の段差をなるべくなくすようにサンドペーパーを使い整えました。
最初に注文したピックガードが少し小さく日焼け跡が見えてしまうのでシート状のピックガードから切り出して作製しました。
日焼け跡も見えず奇麗に張り替えることが出来ました。
構造を観察すると年式的にネックはトラスロッドのない所謂SQロッドという調整が出来ないタイプでした。マーティンは85年からアジャスタブルロッドを採用したとの事で、やや順そりがあったのでそこら辺の構造が気になりました。
ネックが反った場合はアイロンで修正するしかないんですが、音的にはこちらの方が鳴りがいいのかもしれません。
一通りボディのクリーニング、金属部の磨き上げを終えて音出ししますと深みのある乾いた音が良く響いております。
オーナー様にお渡しして喜んで頂きまして、次回は以前お預かりしたギブソンJ-45DELUXEのバック側のバインディングがかなり傷んでいるので張替えの依頼を頂いたのでまた再会できることを楽しみにしておきます。
またのご依頼お待ちしております。ありがとうございました。
があったので
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