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NO.102 モーリスMD-510

更新日:2020年8月1日

第95回に紹介したモーリスMD-510(売約済み)と色も同じMD-510のメンテナンスのご依頼を頂きました。

こちらのMD-510は阪神淡路大震災の際、ボディサイドに被災した傷がありペグもかなりの青錆がみられましてオーナー様より何とか良い状態にして欲しいとのことでした。

予算の範囲内(5000円程度)で出来るだけの事はやってみようということで気持ちを込めてリペアーしてみました。

状態を観察しますとサイドの穴以外は致命的な傷が無く、ネックの反りも無く弦高も適正でした。ナットの欠け、ペグの青錆、ブリッジの塗装剥げ、ブリッジピンの劣化等ありますが、手間を掛ければ見違える個体になると確信しましたので、売却した美品だったMD-510に近づけれるよう目指しました。(何といっても阪神淡路大震災で傷つきながらも生き残ったギターですので必ず奇麗にしてやろうとの意気込みが湧いてきました)

ペグの青錆はかなり酷く頑張って磨きましたがクロームメッキが死んでいるので、何時ものようにピカピカにまではなりませんが少しは奇麗に鳴りました(おかげで翌日手を酷使して指が痺れました)

ナットの交換、剥げたブリッジに着色、ブリッジピンの交換、傷んだボディサイドの傷は幸い裏側まで貫通していなかったのでパテ埋めして着色してクリアー塗装を何回も重ね塗り、研磨を繰り返し指で撫でても段差がないレベルに仕上げました。

ボディ各部を丹念に磨き上げると我ながら見違える姿に仕上げることが出来ました。

新品の弦を張り音出ししてみると元々弦高が低かったのでとても弾きやすく奇麗になり、オーナー様にも弾きやすくなったことを実感していただき喜んで頂きました。

これからどんどん弾きこまれることで更に良い鳴りになっていくと思います。

お家にある使わなくなったギター、古いギターも使いやすくメンテナンスさせていただきますのでお気軽にお問い合わせください。

お手頃価格で丁寧にをモットーにこれからもやっていきますので、今後とも宜しくお願い致します。

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