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NO.194 GUITAR PORT 駄話 ストラトのリアトーン

  • guitarportkobecom
  • 2021年3月11日
  • 読了時間: 2分

先日、お客さんのストラトのトーンが効かないというご依頼を頂いた時にそのストラトはリアピックアップもトーンが効く仕様になっておりまして、普通のストラトってトーンはフロントとミドルピックアップしか効きませんので調べて見ると簡単な改造(知っている人は知っている)なので持っているストラトもそのように改造してみました。

4本ある内のストラトの4本ともリアPUのトーンが効きませんので4本全てやってみます。

ストラトのコントロールノブは3個で上がマスターボリューム、真ん中がフロントPUトーン、下がミドルPUトーンになっていますがこの改造でミドルPUトーンとリアPUが下のノブで共用の仕様になります。

ピックガードを外すとき、弦をだるんだるんに緩めてローフレット辺りにカポで弦を止めてると弦を外さずに作業出来るので楽です。

写真左下が元々の配線でPUセレクターの赤いリアPUから来ている一番下の端子が開いていますが、その端子とリアPUにつながる端子をつなぐだけ(写真下真ん中が処置後)の簡単な改造でリアPUのトーンが効く様になりました!

4本とも同じタイプのPUセレクターだったのですが、違うタイプの接点露出型のPUセレクター(写真右下)でも同じようにリアPUから来た赤い配線と上の空いている端子をつなぐだけで同様の仕様になります。


最近のストラトは最初からリアトーンも効く様になっているのもあるみたいですが、大半のはそうなっていないみたいで、前からなんでやろっ⁈て思ってたんですがストラトが出来て(1954年)から約70年近く経っているのに当初から仕様が変わっていないのも凄いことというか、当時は主にカントリーミュージック等に使用することを想定していてリアPUは固い音を出すためのものでドンシャリにして使うのでトーンは必要ないものとされていたようですが、今となってはリアもトーンが効く様にしたほうが何かと便利だと思うのですが、当時の仕様そのままってのも拘りなのでしょうか…

初日に試しに1本だけ改造して、翌日残りの3本まとめてやってみました。

2日目は慣れていたので3本やるのに1時間くらいで出来ました。

簡単な改造で、はんだごてと半田を持っておられる方は試しにやってみてはいかがでしょうか。(自己責任でお願いしますね!)

ご依頼頂いてもやらせて頂きますのでご入用の際は宜しくお願い致します。


 
 
 

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