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NO.228 Famous FU-120

更新日:2021年6月7日

Famous FU-120のこのような状態になったのを直して欲しいとのご依頼いただきました。

ご依頼主のIさんがとても大切にしていたウクレレで、元々は奥さんのもので嫁入り道具だったみたいです。

その大切なウクレレをIさんが使っていて誤って壁に飾っていた所から落としてしまいこのような無残な姿になったとの事で、かなりショックだったらしくて元の姿に戻して欲しいとの事で私の所に連絡を頂いてご依頼頂いた次第です。

事情をお聞きしまして私も以前(20年以上前かな~)にキットから組み立てたウクレレを頑張って作ってとても気に入っていたのですが、ある日ソファーの上にウクレレを置いたまま知らずに座ってしまい一撃でお気に入りのウクレレを壊してしまったことが昨日のことのようにフラッシュバックしまして、これは他人事ではないなーという気持ちになって何とかやってみましょうという事になりました。

ネックヒールの端が無くなっているので角材を大まかにカットして接着しまして、形を整えてみました(木の色が違うので後でニスを塗って違和感の無いようにします)

トップ板の剥がれた箇所をマホガニー材を薄くスライスして木目に沿って張り合わせて接着し表面を整えてニスを塗って補修しました。

ネックは比較的奇麗に剥がれていたので元の位置に合わせて接着しまして何とか元の姿に近づいてきました。

ネックヒールに着色して、弦を張り直して無事にFamousが復活出来ました。

ソファーに置いて座って壊した後にまた作ったパイナップル型のウクレレと並べてみました。

直ったFamousをIさんにお渡ししまして、元の姿に戻ったFamousを観てとても喜んで頂き感謝のお言葉を頂きまして私も自分の事のように嬉しくなりました。

私の所に持ってくる前に、最初は神戸の老舗ギターショップに持って行ったそうでそこでは修理できないことはないですけど、買った方が安くつきますよ(かなりな高額な修理代)とやんわりと断られたそうで途方に暮れていたと話されていました。

そういう事情もあったので、諦めかけていたこともあって凄く感謝して頂いたのであります。(買い換えた方がって簡単に言いますけど、奥さんの嫁入り道具の大切なウクレレは思い出の詰まったとても替えの効かないものですのでそういう問題ではないのですよ、R.Mさん!)

奥さんの手作りのハワイアンキルト風の素敵なケースをみるとホントに大切にしていたウクレレなんやろな~という感じがしてきました。(きっと素敵な奥さんなんでしょーね!)

これからも思い出の詰まった大切なFamousを可愛がってくださいませ。

また何かございましたら、気軽にご相談くださいませ。





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