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リペアー日記8 GUILD D-50

ブリッジ剥がれ修理の依頼でGUILD D-50をお預かりしました。



30年以上前、ロッコーマンが元町商店街にあったころに当時1台だけあったギルドでレアなサンバーストのD-50です。当時高かったんでしょうねぇ~(オーナー様と当時の懐かしいロッコーマンの話で盛り上がりました)長い間息子さんに預けていてこのような状態になったとのことで何とか修理してまた使いたいとのご依頼でした。

ブリッジを横から見ますと後ろ半分以上が剝れている状態でした。

ブリッジを温め、へらをブリッジの隙間に入れるとすんなりと剝れたんですが、ブリッジ本体に初期型のピエゾピックアップの素子が2本左右に埋め込まれていたので配線を切らずにこの状態から何とかブリッジを接着していきます。(てっきりサドルアンダーピエゾだと思ってたんですが…)

タイトボンドをブリッジにたっぷりと塗り込み2日間かけて接着させました。

ブリッジ接着後に弦を張り直し弦高を測ってみますと6弦12Fで4ミリ位(接着前5ミリ)はあり少し高いなとういことでネックが少し順ぞりしていたのでトラスロッドをしめてネック調整で3ミリ位になりました。(ロッドのナットがインチサイズで合うサイズを色々探して何とかサイズが合い調整できました)

仕上げにフレット、ペグをピカールで磨き上げ、くすんでいたボディをポリッシャーで磨き上げ当時の輝きを取り戻しました。

蘇ったGUILDは独特な重厚な鳴りでまさにメイドインUSAらしい貫禄のあるオーラをだしております。

オーナー様にお渡しして弾き易くなり喜んで頂きました。

オーナー様は若き頃は山本リンダさんのバックでギターを演奏したりもしていたそうで、しばらくギターは弾いていなかったそうなのですが、このGUILDでかつての腕前を存分に発揮される事と思います。

小さなお孫さん(4,5歳)も最近ギターに興味があるらしくなんとこのGUILDを弾いて遊んでいるんだそうです。3代に渡りこのGUILDが末永く弾かれ続けられることに携われて感慨深い喜びを感じるGUILDとの出会いでありました。


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