入手したマルハの306を紹介します。
先月にお気に入りのマルハ612が売れまして、またマルハを探していて手に入れた306です~
ボディが曇っておりましたが割れとかは無くて磨けば輝く子のような感じの古い306です。
このタイプのマルハは螺鈿細工風の装飾が剥がれていたりしますがこの個体は装飾が奇麗に残っています。
ブリッジが付いていませんが付属はしていました。
4弦のペグポストのネジが付いていなくて弦が張れないので合うネジを探して取付けます~ギアは付いておりました。
ラベルの下に66B21と書かれているので66年製なのでしょうか…
612と306の違いって見た限りヘッドの形状位なんですが前持っていた612が確か、68だったと記憶しているので年代の違いで306から倍の612になったのか⁈と勝手に推測しています。
ペグをバラして洗浄してギア部に潤滑油を塗布して無くなっていたギヤポストのネジをつけました(ペグポストとブッシュが固着していて外すのが厄介でした…)
ブリッジサドルを少し削って弦高を下げて(6弦12Fで約2.5ミリ…1弦2ミリ)オクターブを合わせてからブリッジに両面テープを貼って固定して弦を外してもブリッジが外れないようにしました。
曇っていたフレット・全体を磨き上げて306が仕上がりました。
以前の612もとても奇麗な個体でしたがこの306も50年以上経過した個体としては大変すばらしいコンディションを保っております。(音はとてもチープな鳴りですがこのギターにしか出せない味わいのあるいなたい響きを奏でてくれます)
もう一本所有している613(右側)と並べてみました。
同じボディサイズの塗装の仕方が違いますが、どちらも時代を超えた可愛らしいルックスで私の大好きなギターです。
612を購入してくれた吹田のKさんが観たら欲しがるかもしれませんね~
僕個人的にはオベーションっぽいヘッドの(こちらが元祖!)306の方が好みですが、マルハマニアのKさんも欲しがるくらいの良いマルハ306なので気が向いたら見に来て下さいね~
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