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アコギ紹介19
更新日:2020年2月18日
東海TF-120のご紹介です。
トーカイと言えばキャッツアイのイメージがありますが、その以前のモデルだと思われるこのTF-120です。(ラベルのナンバーリングが740409でキャッツアイが75年からの生産)このギターも入手時弦高が高くネックリッセットを施しました。ネックを外すとなんとボルトオンネックでした。ボルトオンと言いましてもネックにホゾがあって通常のネックはネックヒール側に縦にホゾがありますが、こちらは指板と平行にサウンドホールに向かって溝が彫り込まれています。サウンドホール側から見るとネックを固定しているボルトの頭が見えます。近年ではテイラーがボルトオンネックを採用していますが(この方式を進化させた?)数十年前に日本のメーカーがそのような技術を持っていたことに当時の国産メーカーのレベルの高さを実感しました。
ネックリッセット後は、6弦12fで約2.5㎜と弾き易い状態になりました。ボディはトリプルオータイプでネック長さがレギュラーのOMタイプで音の方はバランス良く鳴ります。
ギターは触ってみて初めて分かる事があるとこのギターをメンテナンスしてあらためて実感しました。(売却済みです)