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アコギ紹介12

第12回目のアコギは、2台の白いギターです。

最初の写真で向かって左側が常連様のOさんからお預かりしたkカントリーFW-170で今回ナットの牛骨化と取り外されていた3連ペグの木ねじの取付けの依頼を完了しました。3連ペグをピカールでピカピカにしようと思ったのですが、程よい感じに曇っていたので敢えて磨かずそもままにしました。(フレットは磨き&ペグポスト穴の面取りも施しました)

右側が当コレクションのF10です。外見はよく似た感じですがよく見ますと仕様の違いがありまして先ずネックの長さがkカントリーがミディアムスケールに対してエリートがレギュラースケールになっておりましてマーティンで言うトリプルオーとOMサイズの違いのような感じでボディーもエリートの方が若干大きく、構造的な違いで言うとkカントリーのトップブレージングがx型に対してエリートがラダーブレージングになっていました。

音の方は、kカントリーはオーソドックスなマーティン寄りな音に対してエリートはラダーブレージング特有のギブソン風なガランガランした音をだします。人間で例えますとkカントリーはしっかりしたお姉さんでエリートがやんちゃな妹のような個性的な2台であります。それぞれに良い音を出してくれます。あとエリートはアコギにしては珍しいネックがボルトオン(外見上はセットネックでボディー内部ネック根本にボルトあり)&0フレット仕様になっていまして、The70年代のアコギって感じです。

このエリートは入手依頼ネックが順ぞりで弦高が高くなっていましてしばらく放置していましたが、この度ネックアイロンを施しまして6弦12Fで約2.2㎜と大変弾き易い状態になりました。どうせ安いギターだからと当店の表の看板用に壁に吊るすつもりでメンテナンスしたんですが思いの外いい音を出すものでどうしたものかと嬉しい誤算でした。

改めてギターってきちんとメンテナンスしてあげればいい音を出してくれるんだなぁと一人で納得しました。

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